北緯45度―道北最後の秘境を護る。

「2021年度環境大臣賞」受賞

6月23日宗谷総合振興局森林室で2021年度「みどりの日・自然環境功労者環境大臣賞」伝達式が行われました。
全国の会員さま、ボランティアの皆さんのご支援をいただき、受賞することができました。御礼申し上げます。
これからもクッチャロ湖,浜頓別町の自然を守り続けます。
理事一同

毛利理事長


日刊宗谷新聞(2021年6月25日)


北海道新聞(2021年6月29日)

「みどりの日」自然環境功労者環境大臣賞 受賞の概要
■表彰要項
「みどりの日」自然環境功労者大臣表彰要項(平成11年(土)〜)
表彰者:環境大臣
※表彰の流れ:宗谷総合振興局森林室が推薦→北海道知事が選考し推薦→環境省選考委員会が審査し決定
■表彰の対象
②いきもの環境づくり・みどりの部門
■表彰の趣旨
地域における野鳥や小動物の生息環境の創出、あるいは日々の暮らしの中でみどりの普及等を推進した者で、継続的に活動を行いその功績が顕著であると認められたもの。また、その活動が将来にわたり継続する見込みがあるもの。
■エコワーカーズ活動趣旨
クッチャロ湖畔の環境保全に取り組む
■表彰の対象となる活動の概要
日本最北のラムサール条約登録湿地であり、コハクチョウなどの渡鳥のターミナルであるクッチャロ湖の環境の保全・再生に取り組んでいる。
①湖の水質にも関連する中島の森の保全。再生を行い、平成19年からクッチャロ湖畔の環境林造成に着手、地元産の種子から育成した苗木を毎年3000本植樹している。森林内にはキタキツネ、エゾシカ、ヒグマ、エゾリスなどのほ乳類が生息し、絶滅危惧種のオジロワシが営巣する貴重な自然環境となっている。
②平成30年、中島先端部の土地をトラスト取得し、保全活動に取り組んでいる。
③クッチャロ湖の水質保全のため、定期的に水質調査を実施し、湖畔環境保全のため、清掃活動も実施している。
④湖や森林のエコツアー、キャンプ体験、独自開催の環境フォーラム、会報誌等により、地域住民や観光客、子供達に向けた環境啓発にも取り組んでいる。
■活動に対する評価
長年にわたる地道な緑化活動によりクッチャロ湖畔の環境が保全され、貴重な森林が再生している。また、森林の一部を一般公開し、環境教育・環境学習にも活用している。クッチャロ湖畔の水質保全活動により、野鳥や渡り鳥の保護にも貢献している。

当団体によるこのような取り組みは評価に値する。
<宗谷総合振興局森林室>