世界的に貴重な湖の保全と、
地域の活性化に貢献します。
クッチャロ湖エコワーカーズの活動は、その前身である「クッチャロ湖保全の会」も含めると、2005年から15年以上の間続いてきました。長年の活動を改めて振り返ると、世界中で取り組まなければならない国際的な開発目標として近年重要視されているSDGs(持続可能な開発目標)の理念に合致しています。
SDGsと合致するエコワーカーズの活動
地域活性化·環境啓発
保全活動を続けるために、街も元気に。エコワーカーズは、地域イベントへの協力や、地元向けの環境イベントの企画、勉強会の開催など、地域活性化や環境啓発にも取り組んでいます。毎年テーマを変えて開催するフォーラムにはたくさんの住民が参加します。
環境林化促進
環境林化促進事業のフィールド
エコワーカーズのクッチャロ湖保全活動の一つである環境林化促進事業は、クマザサで覆われた地に豊かな広葉樹林を取り戻すこと。毎年約1.5haずつササ地の改善に取り組んでいます。この活動によって、地域の生物多様性と、CO2吸収に間接的に貢献しています。
クッチャロ湖の保全
水質調査活動の様子
私たちが保全するクッチャロ湖は、山々から流れ出した複数の河川を一つに集め、オホーツク海に流れ込んでいます。クッチャロ湖の水質を見守り続けることで、豊かな海づくりにも貢献しています。この取り組みは、浜頓別町の主要産業である漁業を守ることにもつながります。
クッチャロ湖畔林の保全
植樹活動の様子
湖の水質環境に遠因する中島の森には、過去の山火事で植林が焼失し、ササ地化したエリアがあります。そこを再び豊かにするために、スペシャルサポーターの大同特殊鋼をはじめとした全国の皆様からのサポートを受け、集まった資金で広葉樹林育成に取り組んでいます。また、トラスト活動により湖畔林の取得を進め、豊かな森林を護り続けています。
サポーターの支援·参加
サポーター参加の植樹祭
クッチャロ湖を愛し、保全活動を応援してくれる個人·法人サポーターからの年会費や寄付金を、森や湖の保全活動に役立てています。植樹祭や、クッチャロ湖の体験ツアーや研修ツアーでは、この地の魅力をサポーターの皆さんにしっかりとお伝えしています。
クッチャロ湖を護り、周辺の森を護る。そうした活動が、海の環境にもつながっていき、ひいては世界規模の環境保全につながっていくのかもしれません。そうした保全活動を続けるためには、地域活性化や環境啓発の活動も欠かせません。 私たちは、クッチャロ湖の環境保全と浜頓別町の地域活性化を目指し、「ワイズユース」をテーマに活動し続けていきます。
SDGsとは?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」“持続可能な開発目標”の略称です。環境問題や経済格差など、現代のグローバル社会で起こっている様々な問題に対して、2016年から2030年の間に達成すべき世界共通の17の目標が掲げられ、国連加盟193カ国によって採択されました。発展途上国·先進国問わず、地球上のほぼすべての国が採択した国際目標であるため、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。近年、大企業の間でSDGs視点を取り入れた事業活動が増加するなど、社会的に注目されています。